起業家サポートブックス

英語の高いスキルを活かし、ビジネスを始めたいと考えている方も多いかと思います。中でも規模の小さい個別指導塾は、自宅のスペースでも経営できます。
では実際、英語の個別指導塾を自宅で開業するにはどうすれば良いのでしょうか？簡単な流れをお伝えしていきます。

ターゲットについて考える

まずは、ターゲットを設定することから考えます。
ただ漠然と「英語が上達する」という塾があったとしても、魅力的ではありません。「中学生が受験対策として文法を習える」「英語初心者の大人でも英会話ができる」といったように、特定のターゲットに対してアピールする必要があります。
自分の英語スキルについても考慮しながら、どんな人に対して個別指導を行うのかイメージしてみましょう。

アピール方法を考える

誰を対象とした塾なのか決まれば、次はアピール方法について考えます。集客の施策を打ちださないと、そもそも塾があることを認知してもらえないからです。
無料でできる方法としては、TwitterやInstagramなどのSNSの活用。アカウントの作成に費用はかからないので、気軽にアピールできます。
他にも、チラシの配布やホームページ制作など、さまざまな方法があります。ターゲットの目に留まりそうな、効果的な施策を考えてみてください。

経営資金を準備する

ターゲットやアピール方法が決まれば、自ずと必要な経営資金についても分かってくるはず。開業したては経営が不安定なので、しばらく生徒がいなくても生活に困らないレベルの資金を準備しておきましょう。
まとまったお金を用意するには、コツコツと貯金する以外にも銀行の融資を受けるという手があります。それだけの返済能力を証明する必要はありますが、大きな資金を調達できるため、覚えておいてください。

塾としての設備を整える

資金を準備できたら、塾として経営するための設備を整えましょう。とはいっても、自宅を利用する場合ならそこまでの費用はかからないはず。必要なのは、ホワイトボードや文房具、机、イスなどが挙げられます。
中でも、個別指導塾の開業で重要な準備としては、教材。すらら（https://suralajuku.jp/）のようにAIを取り入れた教材もあるので、デジタルに慣れた若者をターゲットにする場合は、紙媒体以外も検討してみましょう。

開業届を出す

事業を始めたら、忘れてはいけないのが開業届。事業を開始した日から、1カ月以内に開業届を提出しましょう。
「あとで提出すれば大丈夫」と思うかもしれませんが、指導をしながら税務署に行ったり、記入方法について調べたりする時間を取るのは大変です。できるだけ、時間に余裕があるタイミングで開業届の提出を済ませましょう。

まとめ

英語の個別指導塾を自宅で開業する際の流れについてお伝えしました。経営を続けるためには、英語の高いスキルだけでは足りません。ターゲット・アピール方法などのマーケティングや、経営に関する知識なども身につけておきましょう。