ビジネスシーンで気をつけたい「粗品」のマナー

皆さんは「粗品」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。ビジネスシーンではなにかと使うことになるこの粗品には、いくつか気をつけるべき点があります。いざ粗品を渡すという段階で恥をかいたり、相手に不快な思いをさせたりしないように粗品のマナーを確認しましょう。

これだけ把握すれば大丈夫!3つの重要マナー

1.品物の選定

「粗品」という言葉からわかるように、あまりに高額なものを贈ると受け取った側も困惑してしまいます。人気のものはボールペンやふせんのような文房具、タオルやハンカチなど持ち歩けるものです。また、近年はスマートフォンユーザーが増えているため、特にBtoC企業ではモバイルバッテリーも人気です。

いくつかある粗品候補のうち、おすすめはプリントタオルです。BtoC、BtoCに関わらず渡すことができるうえ持ち運びに困らず、ふだんから使えます。さらに、コストを抑えたうえで自社のアピールが可能です。ノベルティとして用いられることもあります。

粗品用のプリントタオルを作るのであれば、オンラインの印刷業者がおすすめです。フェイスタオルであれば使う機会も多いため、渡したときに喜ばれることでしょう。ご紹介した業者であれば、およそ1か月程度でタオルが出荷されます。イベントなどで配布する場合は余裕をもって、遅くともイベント開催日の1か月前までに現物を確認できるようスケジュールを調整しましょう。

2.渡すときの言葉

粗品を渡すときには「つまらないものですが」「よろしくお願いいたします」などの言葉を付け加えることが一般的です。「粗品」は自らが渡す物品についてへりくだった表現です。相手との縁あるいは取引が始まることに感謝して手渡すようにしましょう。

また、粗品をそのまま手渡すことは、相手の立場に立っているとはいいがたいでしょう。手提げ袋などを用意する気遣い・心づかいが重要です。軽くて丈夫な紙袋が適していますが、雨の日など悪天候の場合は水濡れを防ぐためにも1枚薄手のビニルをかけることをおすすめします。

3.熨斗書きについて

基本的に、熨斗には「粗品」とは記載しません。「御挨拶」と表記することが一般的ですが、手土産全般を指す「松の葉」と記載することも可能です。

しかし、展示会などで不特定多数に配布する場合には「粗品」と記載しても問題ありません。相手と一対一でやり取りをする場合は「御挨拶」等、不特定多数とのやりとりの一環で用いられる場合は「粗品」と覚えておけば間違えることはまずないでしょう。

知っておきたい受け取った側のマナー

粗品を受け取った時に感謝の気持ちを示すことは当然ですが、その際に受け取ったものに対し「粗品」と言わないようにしましょう。「結構な品物をありがとうございます」などの言葉が適しています。

また、おおむね3,000円以上の品物を受け取った場合には粗品とは言わず「記念品」等の表現をすることがベターです。

粗品は使い勝手がよく、ビジネスチャンスにつなげることもできる有用なものです。正しい使い方やマナーを把握して、友好的に活用しましょう。

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