起業家サポートブックスでは起業家に役立つサポートを行ってまいります。役立つ情報を提供いたしますので企業経営に企業という組織を運営していくにあたってまず重要なのは、経営者としての資質です。まずは企業のトップに求められる心構えについて解説します。
企業のトップである以上、そこで働く社員はもちろん、家族も含めてその生活を守る義務があります。つまり、それだけ重い責任を背負うことであり、その覚悟が求められるのです。したがって、どんな時も感情に流されるのではなく、冷静に物事を見極め、的確な判断を行うことが大切になります。
また、常に相手を思いやる心も大切なことです。企業運営を行っていく以上、時としてライバル会社と正面をきって戦う場面もあるでしょう。しかしながら、ライバル会社にも社員がいますし、当然、家族もあるのです。ただ、勝てば良いというものではなく、相手に情けをかけることも必要です。自社だけのことを考えていると、いつか足元をすくわれることもありますから、常に思いやりの心を持っておくことが、企業のトップには求められるのです。
常に笑顔を絶やさないという心構えも大切です。企業のトップは、企業の顔であり象徴でもあるのです。もちろん、企業運営を行なっていると良い状況ばかりとは限りません。時には怒り、時には泣きたいこともあるでしょう。しかしながら、それを社員の前で見せてしまうと、社員は余計な心配をしてしまったり、不安になったりします。こうなると会社のモチベーションは著しく低下してしまうのです。しかしながら、どんなに辛い状況であっても、企業のトップが笑顔でいれば、社員のモチベーションは上がりますし、難局を乗り越えることもできます。
こうして、心構えを並べてみると、共通して言えるのは、企業のトップは優しくも常にストイックな姿勢を貫くことが求められ、そのバランスが必要だという結論に達するのです。